独学合格プログラム

令和2年12月 問1-3 不法行為

【問題】

責任能力がない認知症患者が線路内に立ち入り、列車に衝突して旅客鉄道事業者に損害を与えた場合、当該責任無能力者と同居する配偶者は、法定の監督義務者として損害賠償責任を負う。

 

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【問題】

責任能力がない認知症患者が線路内に立ち入り、列車に衝突して旅客鉄道事業者に損害を与えた場合、当該責任無能力者と同居する配偶者は、法定の監督義務者として損害賠償責任を負う。

 

【解答】
×

【解説】

責任無能力者(例えば、重度の認知症患者や精神病患者)が不法行為を行った場合には、原則、「法定の監督義務者」が第三者に対する損害賠償責任を負います。

単に「同居している配偶者」というだけでは「法定の監督義務者」に当たらないとされています。

本問は結論としての下記2つを覚えておきましょう!

  1. 単に「同居していた妻・子」というだけで、監督義務者に当たるとは言えない
  2. 監督義務者に当たるかどうかは、色々な事情を考慮して判断する

【法定監督義務者とは?】

例えば、「未成年者については親権者や未成年後見人(親代わりの人)等です。

しかし、認知症の方の場合、法律で定められた監督義務者(法定監督義務者)がいない場合があります。

その場合、「監督義務者に準ずる者」が責任を負います。

誰が「監督義務者に準ずる者」に当たるかについては、「精神障害者との親族関係の有無・濃淡」等、色々な事情を考慮して判断します。

判断した結果、

「精神障害者を現に監督しているか」あるいは「監督することが可能かつ容易である」など衡平の見地から(つり合いがとれているかを考えて)、その者が、精神障害者に関する責任を問うのが相当といえる客観的状況が認められる場合

その者は責任を負います。

単に「同居していた妻・子」というだけで、監督義務者に当たるとは言えません。

 


令和2年・2020年(12月試験)の宅建過去問

問1 不法行為 1 2 3 4
問2 代理 1 2 3 4
問3 親族 1 2 3 4
問4 債務不履行 1 2 3 4
問5 1 2 3 4
問6 転貸借 1 2 3 4
問7 売買契約 1 2 3 4
問8 相続 ア・イ ウ・エ
問9 地役権 1 2 3 4
問10 共有 1 2 3 4
問11 借地権 1 2 3 4
問12 借家権 1 2 3 4
問13 1 2 3 4
問14 1 2 3 4
問15 1 2 3 4
問16 都市計画法( 1 2 3 4
問17 建築基準法 1 2 3 4
問18 建築基準法 1 2 3 4
問19 宅地造成等規制法 1 2 3 4
問20 土地区画整理法 1 2 3 4
問21 農地法 1 2 3 4
問22 国土利用計画法 1 2 3 4
問23 登録免許税 1 2 3 4
問24 固定資産税 1 2 3 4
問25 地価公示法 1 2 3 4
問26 業務上の規制 1 2 3 4
問27 広告 1 2 3 4
問28
問29 業務上の規制 1 2 3 4
問30 1 2 3 4
問31 免許 1 2 3 4
問32 35条書面
問33 営業保証金 1 2 3 4
問34 1 2 3 4
問35 37条書面
問36 業務上の規制 1 2 3 4
問37 37条書面 1 2 3 4
問38 取引士  
問39 クーリングオフ 1 2 3 4
問40 業務上の規制 1 2 3 4
問41 業務上の規制 1 2 3 4
問42 35条書面 1 2 3 4
問43 取引士 1 2 3 4
問44 宅地の定義 1 2 3 4
問45 住宅瑕疵担保履行法 1 2 3 4
問46 住宅金融支援機構 1 2 3 4
問47 不当表示法 1 2 3 4
問48 統計
問49 土地 1 2 3 4
問50 建物 1 2 3 4