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【問題】

夫婦の一方が他方に対して有する権利については、婚姻の解消の時から６箇月を経過するまでの間は、時効が完成しない。

【解答】
〇

【解説】

夫婦間の債権については、「離婚・配偶者の死亡」のときから6か月を経過するまで、時効完成が猶予されます。

【具体例】

例えば、離婚の11年前、妻が夫に対し、100万円を貸していたとします。

原則としては、お金を貸してから10年を経過しているので、時効によって消滅します。

しかし、夫婦間で、「裁判上の請求をする」というのは、夫婦間の仲を悪くするなど、やりにくいのが現状です。

そのため民法では、「夫婦間の権利」については、婚姻解消から6か月が経つまで、完成しないと、特別ルールを定めて、離婚してから6ヶ月以内であれば、時効完成せず、請求できるようにしました。

つまり、上記事例では、妻は、離婚後6か月以内であれば、請求できます。