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【問題】

消滅時効の援用権者である「当事者」とは、権利の消滅について正当な利益を有する者であり、債務者のほか、保証人、物上保証人、第三取得者も含まれる。

【解答】
〇

【解説】

消滅時効の援用権者である「当事者」＝消滅時効を援用できる者とは、権利の消滅について正当な利益を有する者です。

「正当な利益を有する者」、債務者のほか、保証人、物上保証人、第三取得者も含まれます。

よって、正しいです。

【具体例】

例えば、債権者Ａが、債務者Ｂに対して100万円を貸した。その後、債権者ＡがＢに請求をせず、10年経過した（時効期間が満了した＝時効完成した）。

その後、債務者Ｂは、「時効完成したので、債務を消滅させます！100万円は払いません！」と主張することが「時効の援用」です。

この時効を援用できる者に「債務者のほか、保証人、物上保証人、第三取得者」も含まれます。

上記について、保証人や物上保証人がいた場合、保証人や物上保証人は時効援用できます。

■また、第三取得者については、別事例で、「抵当権が設定された不動産」を購入した第三取得者がいて、抵当権のもととなった債権・債務が、時効完成した場合、第三取得者がその債権・債務を消滅を主張することにより、抵当権の消滅も主張することができます。