独学合格プログラム

【問題】

施行者は、仮換地を指定した場合において、特別の事情があるときは、その仮換地について使用又は収益を開始することができる日を仮換地の指定の効力発生日と別に定めることができる。

【解答】

○　正しい

【解説】

施行者は、仮換地を指定した場合において、特別の事情があるときは、その仮換地について使用又は収益を開始することができる日を仮換地の指定の効力発生日と別に定めることができます。

下図をご覧ください！
通常、「仮換地について、10月10日から効力が発生します！」と通知が来た場合、10月10日からＡは仮換地（乙地）を使用収益できます。

つまり、
効力発生日＝使用収益を開始できる日
となります。

しかし、仮換地の指定の効力発生日に仮換地（乙地）にまだ、障害となるような物件が存在する場合、Ａは、乙地を使えません。

また、甲地も効力発生日以降使えないので、結果として、Ａは甲地も乙地も使用・収益できないことになります。

その結果、一時的に建物を借りたりするなどの損害がある場合、貸借にかかる費用をＡは施行者に補償してもらえます。（損失補償）