独学合格プログラム

平成28年 問10-4 単純承認

【問題】

甲建物を所有するAが死亡し、相続人がそれぞれAの子であるB及びCの2名である。
Bが自己のために相続の開始があったことを知らない場合であっても、相続の開始から3か月が経過したときは、Bは単純承認をしたものとみなされる。

 

>解答と解説はこちら

【問題】

甲建物を所有するAが死亡し、相続人がそれぞれAの子であるB及びCの2名である。
Bが自己のために相続の開始があったことを知らない場合であっても、相続の開始から3か月が経過したときは、Bは単純承認をしたものとみなされる。

 

【解答】

× 誤り

【解説】

相続人は、自己のために相続の開始があったことを知った時から3か月以内(熟慮期間内)に、
相続について、単純承認・限定承認・相続放棄をしなければなりません。
そして、相続の開始があったことを知った時から、3か月以内に限定承認も相続放棄もしなかった場合、単純承認をしたものとみなされます

本肢は、相続の開始があったことを知らないため、熟慮期間は開始しません
つまり、3か月経過することもないので、このことを理由に単純承認をしたものとはみなされません。

単純承認

単純承認とは、「プラスの財産」も「マイナスの財産」も相続する一般的な相続の仕方です。例えば、父が1000万円の現金を持っており、200万円の借金も同時に持っていたとします。そして、父が死亡した場合、「1000万円の現金」と「200万円の借金」を同時に相続します。

下記3ついずれかに該当すると単純承認とみなされる

  • 3ヶ月以内に相続の放棄も限定承認もしない場合
  • 相続人が相続の選択をする前に、相続財産の全部または一部を処分した場合
    (相続人が相続債権の取立てをして、これを受領した場合も含む:判例)
  • 限定承認や相続の放棄をした後でも、相続財産の全部または一部を隠して、消費し、または悪意で財産目録 に記載しなかったとき


平成28年・2016年の過去問

問1 民法の条文 1 2 3 4
問2 制限行為能力者 1 2 3 4
問3 意思表示・物権変動 1 2 3 4
問4 1 2 3 4
問5 債権譲渡 1 2 3 4
問6 契約不適合責任 1 2 3 4
問7 ・使用者責任
問8 1 2 3 4
問9 判決文 1 2 3 4
問10 相続 1 2 3 4
問11 借地権 1 2 3 4
問12 借家権 1 2 3 4
問13 区分所有法 1 2 3 4
問14 不動産登記法 1 2 3 4
問15 国土利用計画法 1 2 3 4
問16 1 2 3 4
問17 都市計画法・開発許可 1 2 3 4
問18 建築基準法 1 2 3 4
問19 建築基準法 1 2 3 4
問20 宅地造成等規制法 1 2 3 4
問21 土地区画整理法 1 2 3 4
問22 農地法 1 2 3 4
問23 印紙税 1 2 3 4
問24 1 2 3 4
問25 不動産鑑定評価基準 1 2 3 4
問26 監督処分 1 2 3 4
問27 媒介契約 1 2 3 4
問28 8種制限
問29 業務上の規制
問30 重要事項説明・37条書面 1 2 3 4
問31 保証協会 1 2 3 4
問32 広告の規制 1 2 3 4
問33 報酬
問34 業務上の規制 1 2 3 4
問35 免許 1 2 3 4
問36 重要事項説明
問37 免許の基準・免許換え
問38 宅地建物取引士
問39 35条書面・37条書面 1 2 3 4
問40 営業保証金 1 2 3 4
問41 宅建業法複合 1 2 3 4
問42 37条書面 1 2 3 4
問43
問44 1 2 3 4
問45 住宅瑕疵担保履行法 1 2 3 4
問46 住宅金融支援機構 1 2 3 4
問47 1 2 3 4
問48 統計
問49 土地 1 2 3 4
問50 建物 1 2 3 4