令和元年 問9-4 時効
【問題】
AがBに対して金銭の支払を求めて訴えを提起した。
訴えの提起後に裁判上の和解が成立した場合には、時効の更新の効力は生じない。
AがBに対して金銭の支払を求めて訴えを提起した。
訴えの提起後に裁判上の和解が成立した場合には、時効の更新の効力は生じない。
【問題】
AがBに対して金銭の支払を求めて訴えを提起した。
訴えの提起後に裁判上の和解が成立した場合には、時効の更新の効力は生じない。
AがBに対して金銭の支払を求めて訴えを提起した。
訴えの提起後に裁判上の和解が成立した場合には、時効の更新の効力は生じない。
【解答】
× 誤り
【解説】
訴えの提起後に裁判上の和解が成立した場合には、時効の更新の効力は生じます。
よって、誤りです
「裁判上の和解」とは、
裁判所が和解案を提示して、訴訟当事者が、その和解案をOKすれば、和解成立となり、「確定判決と同一の効力」を有します。
つまり、確定判決を得たことになるので、
時効は更新します。
時効の更新とは?
今まで経過してきた時効のための時間が、法律上ストップして、また、振り出しに戻る(リセットされ、再スタート:新たに時効期間がスタートする)ことを言います。
時効期間が満了すると、債権者が有する債権が消滅して、債権者に不利益が生じるので、これを防ぐための手段として「時効の更新」があります。
【裁判上の請求の例】
例えば、債権者AがBに対して100万円を貸したにもかかわらず、Bが返済をしなかった。あと1年経過すると「時効期間が満了」して、貸金債権が消滅してしまう場合、時効期間が満了する前に、債権者Aが裁判を起こすことで、いったん「時効完成は猶予」されます。
その後、「Bさん、Aさんに100万円を返しなさい!」と確定判決を得た場合、「時効は更新」され、時効期間は、1日目から再スタートとなります。(時効期間は新たに10年間となるので、10年間は、時効による債権消滅はしなくなる)
【和解の例】
上記具体例と同じ内容で、債権者Aが裁判を起こして、AB間で和解をした場合、「和解=確定判決」ととらえることができるので、和解した時に、「時効は更新」され、時効期間は、1日目から再スタートとなります。(時効期間は新たに10年間となるので、10年間は、時効による債権消滅はしなくなる)
令和元年・2019年の宅建過去問
問1 | 対抗関係 | 1 | 2 | 3 | 4 |
---|---|---|---|---|---|
問2 | 意思表示 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問3 | 売主の担保責任 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問4 | 不法行為、損益相殺 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問5 | 代理(判決文) | 1 | 2 | 3 | 4 |
問6 | 相続・遺産分割 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問7 | 弁済 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問8 | 請負 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問9 | 時効 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問10 | 抵当権の順位譲渡 | 1~4 | |||
問11 | 借地権 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問12 | 借家権 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問13 | 区分所有法 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問14 | 不動産登記法 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問15 | 都市計画法 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問16 | 都市計画法(開発許可) | 1 | 2 | 3 | 4 |
問17 | 建築基準法 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問18 | 建築基準法 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問19 | 宅地造成等規制法 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問20 | 土地区画整理法 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問21 | 農地法 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問22 | 国土利用計画法 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問23 | 所得税 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問24 | 固定資産税 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問25 | 地価公示法 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問26 | 免許 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問27 | 8種制限 | ア | イ | ウ | エ |
問28 | 35条書面 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問29 | 監督処分・罰則 | ア | イ | ウ | エ |
問30 | 広告規制 | ア | イ | ウ | エ |
問31 | 媒介契約 | ア | イ | ウ | エ |
問32 | 報酬計算 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問33 | 保証協会 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問34 | 37条書面 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問35 | 業務上の規制 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問36 | 37条書面 | ア | イ | ウ | エ |
問37 | 手付金等の保全措置 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問38 | クーリングオフ | ア | イ | ウ | |
問39 | 35条書面 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問40 | 業務上の規制 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問41 | 35条書面 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問42 | 宅地の定義 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問43 | 免許の基準 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問44 | 宅建士 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問45 | 住宅瑕疵担保履行法 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問46 | 住宅金融支援機構 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問47 | 不当表示法 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問48 | 統計 | ||||
問49 | 土地 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問50 | 建物 | 1 | 2 | 3 | 4 |