独学合格プログラム

【問題】

宅地建物取引業者Ａは、ＢからＢ所有の住宅の売却の媒介を依頼された。

Ａは、Ｂとの間で媒介契約を締結したときは、当該契約が国土交通大臣が定める標準媒介契約約款に基づくものであるか否かの別を、法第34条の2第1項の規定に基づき交付すべき書面に記載しなければならない。

【解答】
〇

【解説】

媒介契約を締結したときは、宅建業者は、遅滞なく、媒介契約書（34条書面）を依頼者に交付しなければなりません。

そして、この媒介契約書には「当該契約が国土交通大臣が定める標準媒介契約約款に基づくものであるか否かの別」を記載しなければなりません。

よって、正しいです。

【詳細解説】

「標準媒介契約約款」とは、消費者保護の観点から国土交通省が定めた標準的な媒介契約書のひな形です。この約款に基づく媒介契約書を国交省は奨めていますが、義務ではありません。

したがって、消費者に対して 「標準媒介契約約款」に基づく契約書否かが分かるように「標準媒介契約約款に基づくものであるか否かの別」を媒介契約書に記載しなければなりません。