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【問題】
使用貸借契約において、貸主又は借主が死亡した場合、使用貸借契約は効力を失う。

 

【解答】
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使用貸借：貸主死亡→相続対象　　／　　借主死亡→使用貸借契約終了

【解説】

借主が死亡すれば、使用貸借契約は終了する。

使用貸借契約は相続されません。

しかし、貸主が死亡した場合は、使用貸借契約は相続されます。

なぜこのような違いがあるのか？

使用貸借とは無償で物を貸す契約ですが、これは信頼関係を基礎としており、この借主だから無償で貸しているわけです。

その借主が死亡して、その相続人と、貸主の信頼関係はどうかは分かりません。

そのため借主死亡により、使用貸借契約は終了するというルールになっています。

▼一方、貸主が死亡した場合はどうか？

貸主が死亡した場合、貸主たる地位は、相続人に承継されます。

借主からしてみれば、使用貸借として不動産か何かを借りて、１か月も経たないうちに貸主が死亡したから出ていけ、というのではさすがに困ります。

だから、貸主死亡の場合、相続されるルールとなっているわけです。