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平成21年　問4-2　相隣関係

【問題】
複数の筆の他の土地に囲まれて公道に通じない土地の所有者は、公道に至るため、その土地を囲んでいる他の土地を自由に選んで通行することができる。

 

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【問題】
複数の筆の他の土地に囲まれて公道に通じない土地の所有者は、公道に至るため、その土地を囲んでいる他の土地を自由に選んで通行することができる。

 

【解答】
×

囲繞地（袋地を囲んでいる土地）を通行する場合、原則、損害の最も少ない方法を選ぶこと

【解説】

囲繞地を通行する場所及び方法は、通行権のある者にとって必要であり、かつ、囲繞地のために損害の最も少ないものを選ばなければなりません。そして、本問の「複数の筆の他の土地に囲まれて公道に通じない土地」とは「袋地」を指しています。つまり、袋地の所有者は通行場所を自由に選んで通行することはできません。また、「筆（ふで）」とは土地を数える単位です。土地は１筆、２筆と数えます。

例外として、共有分割や一部譲渡により袋地が生じた場合は、「分割による他の分割者の所有地」のみ、又は「譲渡人の所有地」のみを通行することができ、分割や譲渡に関係ない囲繞地を通行することはできません。

囲繞地通行権

原則（もともと袋地だった場合）

袋地を囲んでいる土地（囲繞地）で最も損害が少ない通路を選んで通行しなければならない inyouti-tuko1

例外（袋地が共有分割や一部譲渡で生じた場合）

袋地の所有者は分割による他の分割者（Ａ）の所有地のみ、又は譲渡人の所有地（Ａ）のみを通行することができ、分割や譲渡に関係ない囲繞地を通行することはできない。基本的には「共有分割」も「一部譲渡」も考え方は同じです。 inyouti-tuko2


平成21年・2009年の過去問

問1 錯誤 1 2 3 4
問2 代理 1 2 3 4
問3 1 2 3 4
問4 相隣関係 1 2 3 4
問5 担保物権 1 2 3 4
問6 抵当権 1 2 3 4
問7 1 2 3 4
問8 解除 1 2 3 4
問9 贈与 1 2 3 4
問10 契約不適合責任 1 2 3 4
問11 1 2 3 4
問12 借家権 1 2の前半 3の前半 4の前半
2の後半 3の後半 4の後半
問13 区分所有法 1 2 3 4
問14 不動産登記法 1 2 3 4
問15 国土利用計画法 1 2 3 4
問16 1 2 3 4
問17 都市計画法・開発許可 1 2 3 4
問18 建築基準法 ｱ ｲ ｳ ｴ
問19 建築基準法 1 2 3 4
問20 宅地造成等規制法 1 2 3 4
問21 土地区画整理法 1 2 3 4
問22 農地法 1 2 3 4
問23 登録免許税 1 2 3 4
問24 印紙税 1 2 3 4
問25 地価公示法 1 2 3 4
問26 1 2 3 4
問27 免許の基準 ｱ ｲ ｳ ｴ
問28 免許 1 2 3 4
問29 1 2 3 4
問30 営業保証金 1 2 3 4
問31 自己の所有に属しない宅地建物の売買契約締結の制限 ｱ ｲ ｳ -
問32 媒介契約 1 2 3 4
問33 ３５条書面 1 2 3 4
問34 宅建業法複合 1 2 3 4
問35 ３７条書面 1 2 3 4
問36 ３７条書面 1 2 3 4
問37 ８種制限 1 2 3 4
問38 担保責任の特約制限 ｱ ｲ ｳ
問39 ８種制限 1 2 3 4
問40 業務上の規制 1 2 3 4
問41 報酬計算
問42 案内所 1 2 3 4
問43 業務上の規制 1 2 3 4
問44 保証協会 1 2 3 4
問45 監督処分 1 2 3 4
問46 住宅金融支援機構 1 2 3 4
問47 不当景品類及び不当表示防止法 1 2 3 4
問48 統計
問49 土地 1 2 3 4
問50 1 2 3 4
 

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