平成14年 問10-4 委任(改正)
【問題】
AがBに売買契約について有償で委任した。委任はいつでも解除することができるから、売買契約成立寸前に委任者Aが理由なく解除して受任者Bに不利益を与えたときでも、BはAに対して損害賠償を請求することはできない。
AがBに売買契約について有償で委任した。委任はいつでも解除することができるから、売買契約成立寸前に委任者Aが理由なく解除して受任者Bに不利益を与えたときでも、BはAに対して損害賠償を請求することはできない。
【問題】
AがBに売買契約について有償で委任した。委任はいつでも解除することができるから、売買契約成立寸前に委任者Aが理由なく解除して受任者Bに不利益を与えたときでも、BはAに対して損害賠償を請求することはできない。
AがBに売買契約について有償で委任した。委任はいつでも解除することができるから、売買契約成立寸前に委任者Aが理由なく解除して受任者Bに不利益を与えたときでも、BはAに対して損害賠償を請求することはできない。
【解答】
×
委任契約は、委任者又は受任者のいずれからも、いつでもその解除をすることができる
ただし、相手方にとって不利な時期に委任契約の解除をしたときは、相手方に対して損害賠償責任を負う
【解説】
委任契約の場合は、どちらからでも、いつでも解除できる点を覚えましょう。
しかし、売買契約成立寸前で、委任者Aが理由なく解除した場合、受任者Bは受け取れるはずの報酬を受け取れなくなります。
これはBにとって不利な時期に解除された場合にあたるので、受任者Bは委任者Aに対して損害賠償請求ができます。
したがって、本問は誤りです。
委任契約の解除
上記②とは、例えば、委任者Aが受任者Bに対して、賃料10万円の取り立てを委任した。さらに、この取り立てた10万円のうち3万円が報酬となる場合です。この場合に委任者から一方的に解除されたら、受任者は3万円を受領できる権利を一方的に取られることになるので、委任者は損害賠償する必要があるわけです。
単に、委任契約に報酬が特約されているだけ(例えば、この資料作成を完成させたら、1万円あげる)では②に当たりません。
ただし、①②に該当する場合でも、やむを得ない事由がある場合は、損害賠償はしなくてもよいです。委任契約の解除は、将来に向かって効力が生じる(遡及効はない)
平成14年・2002年の過去問
問1 | 詐欺 | 1 | 2 | 3 | 4 |
---|---|---|---|---|---|
問2 | 代理 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問3 | 占有権 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問4 | 相隣関係/地役権 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問5 | 質権/担保物権 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問6 | 抵当権 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問7 | 債務不履行 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問8 | 債務不履行 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問9 | 契約不適合責任 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問10 | 委任契約 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問11 | 使用者責任 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問12 | 相続 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問13 | 借地権 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問14 | 借家権 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問15 | 不動産登記法 | 法改正により削除 | 2 | 3 | 4 |
問16 | 国土利用計画法 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問17 | 都市計画法 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問18 | 都市計画法・開発許可 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問19 | 都市計画法・開発許可 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問20 | 建築基準法 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問21 | 建築基準法 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問22 | 土地区画整理法 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問23 | 農地法 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問24 | その他法令 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問25 | その他法令 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問26 | 所得税 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問27 | 登録免許税 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問28 | 固定資産税 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問29 | 不動産鑑定評価基準 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問30 | 免許の要否 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問31 | 宅建業法総合 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問32 | 業務上の規制 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問33 | 保証協会 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問34 | 媒介契約 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問35 | 取引士 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問36 | 宅建業法総合 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問37 | 35条書面 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問38 | 35条書面・37条書面 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問39 | 監督処分 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問40 | 8種制限 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問41 | 8種制限 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問42 | 案内所 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問43 | 保証協会 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問44 | 監督処分 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問45 | クーリングオフ | 1 | 2 | 3 | 4 |
問46 | 住宅金融公庫 | 法改正により削除 | |||
問47 | 不当景品類及び不当表示防止法 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問48 | 統計 | ||||
問49 | 土地 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問50 | 建物 | 1 | 2 | 3 | 4 |