平成16年 問1-3 詐欺(改正)
【問題】
A所有の土地につき、AとBとの間で売買契約を締結した場合について、Aが、Cの詐欺によってA所有の土地につき、AとBとの間で売買契約を締結した場合、Cの詐欺をBが知っているか否かにかかわらず、Aは売買契約を取り消すことはできない。
A所有の土地につき、AとBとの間で売買契約を締結した場合について、Aが、Cの詐欺によってA所有の土地につき、AとBとの間で売買契約を締結した場合、Cの詐欺をBが知っているか否かにかかわらず、Aは売買契約を取り消すことはできない。
【問題】
A所有の土地につき、AとBとの間で売買契約を締結した場合について、Aが、Cの詐欺によってA所有の土地につき、AとBとの間で売買契約を締結した場合、Cの詐欺をBが知らない場合、知らないことにおける過失の有無に否かにかかわらず、Aは売買契約を取り消すことはできない。
A所有の土地につき、AとBとの間で売買契約を締結した場合について、Aが、Cの詐欺によってA所有の土地につき、AとBとの間で売買契約を締結した場合、Cの詐欺をBが知らない場合、知らないことにおける過失の有無に否かにかかわらず、Aは売買契約を取り消すことはできない。
【解答】
×
第三者Cから詐欺を受けた場合、相手方Bが善意無過失のときは、取り消すことができない(相手方が保護される)
【解説】
本問では、「Cの詐欺をBが知らない場合、知らないことにおける過失の有無に否かにかかわらず」と記載されているので、
①相手方Bが、過失(落ち度)があって知らない場合(善意有過失)と
②相手方Bが、過失なく(落ち度なく)知らない場合(善意無過失)の2つの場合があります。
そして、②相手方Bが善意無過失の場合、相手方Bを保護します。
この場合、Aは売買契約を取り消すことができません。
一方、①相手方Bが善意だけど有過失の場合、相手方Bは保護されず、詐欺を受けたAを保護します。
そのため、Aは売買契約を取り消すことができます。
つまり、 「Cの詐欺をBが、過失によって知らない場合」、Aは取り消すことができるので、誤りです。
ちなみに、本問は「第三者詐欺」の内容です。
第三者の詐欺により契約した場合
売主Aが第三者Cの詐欺により、買主Bに不動産を売却した。
相手方Bが、その事実について悪意(詐欺の事実を知っている場合)もしくは有過失(知ることができた場合)のみ、Aは取消すことができます。
つまり、相手方Bが詐欺の事実を過失なく知らない(善意無過失)の場合は、取消すことができません。
平成16年・2004年の過去問
問1 | 意思表示 | 1 | 2 | 3 | 4 |
---|---|---|---|---|---|
問2 | 代理 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問3 | 物権変動 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問4 | 弁済 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問5 | 時効 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問6 | 連帯保証/連帯債務 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問7 | 相隣関係 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問8 | 相殺 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問9 | 物権変動 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問10 | 契約不適合責任 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問11 | 民法その他 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問12 | 相続 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問13 | 借家権 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問14 | 借家権 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問15 | 不動産登記法 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問16 | 国土利用計画法 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問17 | 都市計画法 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問18 | 都市計画法/開発許可 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問19 | 都市計画法/開発許可 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問20 | 建築基準法 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問21 | 建築基準法 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問22 | 土地区画整理法 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問23 | 宅地造成等規制法 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問24 | 農地法 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問25 | その他法令 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問26 | 不動産取得税 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問27 | 贈与税 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問28 | 印紙税 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問29 | 不動産鑑定評価基準 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問30 | 免許の要否 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問31 | 免許の基準 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問32 | 免許の基準 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問33 | 取引士 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問34 | 取引士 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問35 | 営業保証金/8種制限 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問36 | 広告 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問37 | 35条書面 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問38 | 35条書面 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問39 | 媒介契約 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問40 | 8種制限 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問41 | 報酬計算 | 計算問題 | |||
問42 | 8種制限 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問43 | 案内所 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問44 | 業務上の規制 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問45 | 宅建業法総合 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問46 | 住宅金融公庫 | 法改正のため省略 | |||
問47 | 不当景品類及び不当表示防止法 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問48 | 統計 | ||||
問49 | 建物 | 1 | 2 | 3 | 4 |
問50 | 土地 | 1 | 2 | 3 | 4 |