独学合格プログラム

【問題】
土地の所有者は、隣地の所有者と共同の費用をもって、境界を表示すべき物を設置することができる。

 

【解答】
○

境界標の設置費用は共同で設置することができ、負担額は折半（半分ずつ）

【解説】

「境界を表示すべき物」とは境界標のことです。そして、土地の所有者は、隣地の所有者と共同の費用で、境界標を設けることができます。ちなみに、費用は、折半です。

※境界標とは、境界がどこかを表すために境界上に埋められるプレートなどです。

境界標の設置費用

■境界標の設置費用・・・折半（１：１で分ける）

境界線上に設けた境界標や、障壁、溝などは、取り決めがなければ、相隣者の共有と推定され、土地の所有者は、隣地の所有者と共同の費用で、境界標を設けることができ、費用は、折半です。つまり、相隣者が等しい割合で負担します。両土地の広さに応じて分担するわけではありません。

例：Ａ所有地５０㎡、Ｂ所有地１００㎡の間に境界標を設置する場合の境界標の設置費用として９万円かかった場合、境界標の設置費用は、Ａ：４万５０００円、Ｂ：４万５０００円を負担します。

境界標設置のための測量費用

■測量費用・・・土地の面積の大きさに応じてわける

境界標設置のための測量の費用は両土地の広さに応じて分担します。

例：Ａ所有地５０㎡、Ｂ所有地１００㎡の間に境界標を設置する場合の測量費用に９万円ずつかかった場合、測量費用は、Ａ：３万円、Ｂ：６万円を負担します。