独学合格プログラム

【問題】
一部共用部分は、区分所有者全員の共有に属するのではなく、これを共用すべき区分所有者の共有に属する。

 

【解答】
○

一部共用部分→ それを共用すべき区分所有者のみの共有に属する

【解説】

一部共用部分は、原則、それを共用すべき区分所有者のみの共有に属します。

ただし、例外として、規約よって「区分所有者全員」又は「特定の区分所有者」又は「管理者」の単独所有にできる（管理所有）

共用部分、一部共用部分は誰に帰属するか？

構造上一部の区分所有者のみが利用する共用部分を「一部共用部分」と言います。

例えば、１階と２階が店舗で、３階以上が住居になっているマンションをイメージしてください。

「１階部分と２階部分の廊下や階段」は、この１階と２階の店舗のために利用するもので、３回以上のマンションの住民は使わない場合、「１階部分と２階部分の廊下や階段」が「一部共用部分」です。

区分所有者全員が利用するのではなく、一部の者だけが使う共用部分があります。これらが「一部共用部分」です。

管理所有

通常、 管理者は、建物の共用部分の管理に関して一定の職務権限（例：共用部分の保存行為）はありますが、それを超える権限はありません。もし、緊急に対応しなければいけないことが起こった場合に決議していては面倒なので、管理者を共用部分の所有者とすることで共用部分の管理を円滑にできるわけです。