独学合格プログラム

【問題】
建物の賃借人が建物に関して必要費を支出した場合、賃借人は、建物所有者ではない第三者が所有する敷地を留置することはできない。

 

【解答】
○

建物の賃借人が必要費を支出→建物を留置できる。土地までは留置できない

【解説】

建物の賃借人が建物に関して必要費を支出した場合、建物を留置することはできます。

必要費とは、建物を保存する費用を指し、例えば、雨漏りの修理費用などです。

これは、建物の賃貸人（貸主）が負担すべき費用なので、賃貸人からお金を返してもらうまで建物を留置することができる。

これは、建物賃借人と建物賃貸人との間の債権債務の話です。
建物の下の土地の所有者である第三者には関係ない話です。
つまり、建物賃借人は、建物所有者ではない第三者が所有する敷地までは留置することはできません。
簡単にいえば、建物賃借人は土地所有者には対抗できないわけです。