独学合格プログラム

平成30年 問3-1 停止条件

【問題】
AとBとの間で、5か月後に実施される試験にBが合格したときにはA所有の甲建物をBに贈与する旨を書面で約した場合、本件約定は、停止条件付贈与契約である。

 
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【問題】
AとBとの間で、5か月後に実施される試験にBが合格したときにはA所有の甲建物をBに贈与する旨を書面で約した場合、本件約定は、停止条件付贈与契約である。

 
【解答】
〇 正しい

条件が成就することで契約の効果が発生する→停止条件

【解説】

「Bが試験に合格したときに建物を贈与する」という契約は「停止条件付贈与契約」です。

「条件」とは、内容が将来、到来するかどうかが不確実な場合に使います。

本肢の「Bが試験に合格する」という内容は、合格するかもしれないし、不合格のままかもしれません。

つまり、不確実なので「条件」です。

そして、「合格したとき」=「条件が成就したとき」に、「Aは甲建物をBに贈与しなければならない」という効果が発生するので、「停止条件」です。

したがって、本肢は「停止条件付の贈与契約」です。

贈与契約とは、無料でプレゼントしますよ!という約束です。

■「条件」と対比されるのが「期限」です。

「期限」とは、内容が将来、必ず到来する場合に使います。

例えば、「父が死んだら」という内容です。人は必ず死ぬので、「父はいつか必ず死にます」したがって、「期限」です。

■「停止条件」と対比されるのが「解除条件」です。

「解除条件」とは、条件が成就したときに効果が消滅するものです。

たとえば、「大学を卒業したら、毎月の仕送りをやめる」といった内容です。

大学を卒業するかどうかは、分からず、「条件」です。

そして、「大学卒業」という条件が成就したら、「仕送りをしている」という効果が消滅するので解除条件です。


平成30年・2018年の過去問

問1 意思表示 1 2 3 4
問2 1 2 3 4
問3 停止条件 1 2 3 4
問4 時効 1 2 3 4
問5 事務管理 1 2 3 4
問6 法定地上権・ 1 2 3 4
問7 債権譲渡 1 2 3 4
問8 賃貸借(判決文) 1 2 3 4
問9 相殺 1 2 3 4
問10 相続 1 2 3 4
問11 借地権 1 2 3 4
問12 借家権 1 2 3 4
問13 区分所有法 1 2 3 4
問14 不動産登記法 1 2 3 4
問15 国土利用計画法 1 2 3 4
問16 1 2 3 4
問17 都市計画法・開発許可 1 2 3 4
問18 1 2 3 4
問19 建築基準法 1 2 3 4
問20 宅地造成等規制法 1 2 3 4
問21 土地区画整理法 1 2 3 4
問22 農地法 1 2 3 4
問23 登録免許税 1 2 3 4
問24 不動産取得税 1 2 3 4
問25 不動産鑑定評価基準 1 2 3 4
問26 1 2 3 4
問27 建物状況調査 1 2 3 4
問28 宅建業法総合
問29 8種制限 1 2 3 4
問30 報酬 1 2 3 4
問31 報酬計算 1 2 3 4
問32 監督処分 1 2 3 4
問33 媒介契約 1 2 3 4
問34 37条書面
問35 35条書面 1 2 3 4
問36 1 2 3 4
問37 クーリングオフ
問38 手付金等の保全措置 1 2 3 4
問39 重要事項説明 1 2 3 4
問40 業務上の規制
問41 免許 1 2 3 4
問42 1 2 3 4
問43 営業保証金 1 2 3 4
問44 1 2 3 4
問45 1 2 3 4
問46 住宅金融支援機構 1 2 3 4
問47 不当表示法 1 2 3 4
問48 統計
問49 土地 1 2 3 4
問50 建物 1 2 3 4