平成22年 問31-3 営業保証金
【問題】
宅地建物取引業者は、一部の支店を廃止したことにより、営業保証金の額が政令で定める額を超えた場合は、還付請求権者に対し所定の期間内に申し出るべき旨を公告し、その期間内にその申出がなかったときに、その超過額を取り戻すことができる。
宅地建物取引業者は、一部の支店を廃止したことにより、営業保証金の額が政令で定める額を超えた場合は、還付請求権者に対し所定の期間内に申し出るべき旨を公告し、その期間内にその申出がなかったときに、その超過額を取り戻すことができる。
【問題】
宅地建物取引業者は、一部の支店を廃止したことにより、営業保証金の額が政令で定める額を超えた場合は、還付請求権者に対し所定の期間内に申し出るべき旨を公告し、その期間内にその申出がなかったときに、その超過額を取り戻すことができる。
宅地建物取引業者は、一部の支店を廃止したことにより、営業保証金の額が政令で定める額を超えた場合は、還付請求権者に対し所定の期間内に申し出るべき旨を公告し、その期間内にその申出がなかったときに、その超過額を取り戻すことができる。
【解答】
○
営業保証金の取戻し:原則、還付請求権者に対する公告が必要
【解説】
宅建業者が供託所から営業保証金の取戻しにあたっては、原則、還付請求権者に対する公告が必要です。
「一部の支店を廃止した場合」も、例外ではないので、原則通り公告が必要です。
そして、本問は「営業保証金の額が政令で定める額を超えた場合は」と記述されています。
これはどういうことか?
例えば、宅建業者Aが本店と支店2つを有していたとします。この場合、Aが供託すべき営業保証金の額は「1000万円+500万円×2」=2000万円です。ここで、支店一つを廃止した場合、Aは本店と支店1つとなるため、1500万円だけ供託すればよくなります。つまり、供託している500万円分が「営業保証金の額が政令で定める額を超えた」部分になります。この部分については、取り戻しができるわけです。
しかし、Aが支店を廃止する前に、宅建業の取引でお客様に500万円の損害を与えてしまって、供託所がそのお客様に500万円を還付していた場合、Aの供託している営業保証金は2000万円-500万円=1500万円となり、一つの支店を廃止しても、「営業保証金の額が政令で定める額を超える」ことがありません。この場合は、もちろん取り戻しができません。
万一、上記損害額が1000万円で、供託所が1000万円を還付したら、営業保証金は1000万円しか供託していない状態になります。
そして、一つの支店を廃止しても、本店と支店1つ分の営業保証金1500万円を供託しておく必要があるため500万円が不足しています。
つまり、500万円(還付充当金)を追加で供託しないといけないわけです。
営業保証金の取り戻しとその手続き
平成22年・2010年の過去問
| 問1 | 制限行為能力者 | 1 | 2 | 3 | 4 |
|---|---|---|---|---|---|
| 問2 | 代理 | 1 | 2 | 3 | 4 |
| 問3 | 時効 | 1 | 2 | 3 | 4 |
| 問4 | 物権変動 | 1 | 2 | 3 | 4 |
| 問5 | 抵当権 | 1 | 2 | 3 | 4 |
| 問6 | 債務不履行 | 1 | 2 | 3 | 4 |
| 問7 | 債権者代位 | 1 | 2 | 3 | 4 |
| 問8 | 保証 | 1 | 2 | 3 | 4 |
| 問9 | 判決文(解除) | 1~4 | |||
| 問10 | 相続/遺言 | 1 | 2 | 3 | 4 |
| 問11 | 借地権 | 1 | 2 | 3 | 4 |
| 問12 | 借家権 | 1 | 2 | 3 | 4 |
| 問13 | 区分所有法 | 1 | 2 | 3 | 4 |
| 問14 | 不動産登記法 | 1 | 2 | 3 | 4 |
| 問15 | 国土利用計画法 | 1 | 2 | 3 | 4 |
| 問16 | 都市計画法 | 1 | 2 | 3 | 4 |
| 問17 | 都市計画法/開発許可 | 1 | 2 | 3 | 4 |
| 問18 | 建築基準法 | 1 | 2 | 3 | 4 |
| 問19 | 建築基準法 | 1 | 2 | 3 | 4 |
| 問20 | 宅地造成等規制法 | 1 | 2 | 3 | 4 |
| 問21 | 土地区画整理法 | 1 | 2 | 3 | 4 |
| 問22 | 農地法 | 1 | 2 | 3 | 4 |
| 問23 | 贈与税 | 1 | 2 | 3 | 4 |
| 問24 | 不動産取得税 | 1 | 2 | 3 | 4 |
| 問25 | 不動産鑑定評価基準 | 1 | 2 | 3 | 4 |
| 問26 | 免許の要否 | 1 | 2 | 3 | 4 |
| 問27 | 免許の基準 | 1 | 2 | 3 | 4 |
| 問28 | 免許その他 | 1 | 2 | 3 | 4 |
| 問29 | 業務上の規制 | 1 | 2 | 3 | 4 |
| 問30 | 取引士 | 1 | 2 | 3 | 4 |
| 問31 | 営業保証金 | 1 | 2 | 3 | 4 |
| 問32 | 広告 | ア | イ | ウ | |
| 問33 | 媒介契約 | 1 | 2 | 3 | 4 |
| 問34 | 35条書面・37条書面 | 1 | 2 | 3 | 4 |
| 問35 | 35条書面 | 1 | 2 | 3 | 4 |
| 問36 | 35条書面 | 1 | 2 | 3 | 4 |
| 問37 | 37条書面 | 1 | 2 | 3 | 4 |
| 問38 | クーリングオフ | 1 | 2 | 3 | 4 |
| 問39 | 8種制限 | 1 | 2 | 3 | 4 |
| 問40 | 8種制限 | 1 | 2 | 3 | 4 |
| 問41 | 手付金等の保全措置 | ア | イ | ウ | エ |
| 問42 | 報酬 | 1 | 2 | 3 | 4 |
| 問43 | 保証協会 | 1 | 2 | 3 | 4 |
| 問44 | 監督処分 | 1 | 2 | 3 | 4 |
| 問45 | 住宅瑕疵担保履行法 | 1 | 2 | 3 | 4 |
| 問46 | 住宅金融支援機構 | 1 | 2 | 3 | 4 |
| 問47 | 不当景品類及び不当表示防止法 | 1 | 2 | 3 | 4 |
| 問48 | 統計 | ||||
| 問49 | 土地 | 1 | 2 | 3 | 4 |
| 問50 | 建物 | 1 | 2 | 3 | 4 |