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平成17年 問22-2 建築基準法 容積率

【問題】
建築物の前面道路の幅員に一定の数値を乗じて得た数値による容積率の制限について、前面道路が二つ以上ある場合には、それぞれの前面道路の幅員に応じて容積率を算定し、そのうち最も低い数値となる。

 

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【問題】
建築物の前面道路の幅員に一定の数値を乗じて得た数値による容積率の制限について、前面道路が二つ以上ある場合には、それぞれの前面道路の幅員に応じて容積率を算定し、そのうち最も低い数値となる。

 

【解答】
×

前面道路が二つ以上ある場合 → 幅員が最大のものを基準とする

【解説】

前面道路容積率について、前面道路が二つ以上ある場合には幅員が最大のものを基準とします。

例えば、前面道路が5mと10mに接する商業地域の面前道路容積率を考えるとします。

幅員の大きい方10mを採用するので、

前面道路容積率=10×6/10=60/10

これを百分率で表すと600%です。

幅の小さい方5mを採用すると

前面道路容積率=5×6/10=30/10

これを百分率で表すと300%となり、600%より小さくなります。これは間違いですね!

だから本問の最も低い数値は誤りです!

容積率の制限には、

① 都市計画で定められた「都市計画容積率」 と ② 前面の道路幅員で制限される「前面道路容積率」 の2種類があります。そして、2つ適用される場合、どちらの制限も満たす必要があります。
つまり、数値の小さい方(制限が厳しい方)を適用します。

都市計画容積率については、試験の問題文に記載されるので、覚える必要はありません。

前面道路容積率は覚える点が多いので詳しく説明します。

まず、前面道路容積率は、前面道路の幅員が12m未満の場合にのみ計算をする必要があります。二項道路も4m未満なので、もちろん適用されます。次に計算方法です。

H23-19-3

例) 下図の場合を考えると前面道路は最も大きい6mで考える。

H23-19-3-2

住居系地域の場合、法定乗数は4/10なので、
前面道路容積率 = 6×4/10 = 24/10(240%)


平成17年・2005年の過去問

問1 民法その他 1 2 3 4
問2 意思表示 1 2 3 4
問3 代理
問4 時効 1 2 3 4
問5 抵当権 1 2 3 4
問6 抵当権 1 法改正により削除 法改正により削除 4
問7 弁済 1 2 3 4
問8 物権変動 1 2 3 4
問9 1 2 3 4
問10 借家権/ 1 2 3 4
問11 1 2 3 4
問12 相続/遺言 1 2 3 4
問13 借地権 1 2 3 4
問14 区分所有法 1 2 3 4
問15 賃貸借 1 2 3 4
問16 不動産登記法 1 2 3 4
問17 国土利用計画法 1 2 3 4
問18 / 1 2 3 4
問19 都市計画法 1 2 3 4
問20 都市計画法/開発許可 1 2 3 4
問21 建築基準法 1 2 3 4
問22 建築基準法 1 2 3 4
問23 1 2 3 4
問24 宅地造成等規制法 1 2 3 4
問25 農地法 1 2 3 4
問26 所得税 1 2 3 4
問27 印紙税 1 2 3 4
問28 固定資産税 1 2 3 4
問29 不動産鑑定評価基準 1 2 3 4
問30 免許の要否 1 2 3 4
問31 免許の基準 1 2 3 4
問32 取引士 1 2 3 4
問33 営業保証金 1 2 3 4
問34 業務上の規制 1 2 3 4
問35 8種制限 1 2 3 4
問36
問37 35条書面 1 2 3 4
問38 35条書面 1 2 3 4
問39 重要事項説明/ 1 2 3 4
問40 37条書面 1 2 3 4
問41 8種制限 1 2 3 4
問42 8種制限 1 2 3 4
問43 8種制限 1 2 3 4
問44 報酬計算 1 2 3 4
問45 保証協会 1 2 3 4
問46 住宅金融公庫 法改正のため省略
問47 1 2 3 4
問48 統計
問49 建物 1 2 3 4
問50 土地 1 2 3 4